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環境管理センターブログ

2026/02/24
825/1000 続けてゆく為の選択   

いよいよ2月最終週。

令和7年度も大詰めです。

今年度は、当社にとって「変化」の一年でした。

やり方を見直し、体制を整え、覚悟をもって舵を切ってきました。

その総仕上げのように、いまPDCAが高速で回っています。

そして今週から――

原則、土曜日を休業日とします。

これまではスタッフの交代制で土曜日も営業してきました。

粗大ごみの受付も行い、「土曜日にやってくれて助かるよ」と言ってくださるお客様もいらっしゃいました。

正直に言えば、心苦しさはあります。

けれど、会社を長く続けるために。

働く人が無理なく、誇りを持って働き続けられる体制をつくるために。

ここは避けて通れない決断でした。

働き方改革というと、どこか制度的で、冷たい響きもあります。

でも私たちにとっては違います。

地域をこれからも支え続けるための体制づくり。

その一歩です。

もちろん、すべての土曜日が休みというわけではありません。

年に数回、土曜日営業日も設けています。

詳しくは当社カレンダーをご確認いただければ幸いです。

どうなることやら。

正直、手探りです。

けれど、踏み出さなければ何も変わらない。

走りながら整えていく。

それが今の当社のスタイルです。

3月という節目を前に、

会社もまた一つ、形を変えます。

小さな変更かもしれません。

でも、その裏には「続ける」という大きな意志があります。

ご理解いただけましたら幸いです。

そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。

2026/02/22
823/1000 北帰行がはじまる。   

白鳥がソワソワし始めた。

いよいよ北帰行の季節だ。

空を見上げながら、ふと思い出したことがある。

 

今から十数年前、ある不動産屋さんの社長に声をかけていただいた。

 

「遺品整理、やってみないか?」

 

当時の私は、廃棄物の収集運搬が主軸。

遺品整理という言葉も、今ほど一般的ではなかった。

 

正直に言えば、不安もあった。

けれど、その一言がきっかけで、私は一歩を踏み出した。

 

その社長が開発し、命名した分譲地の名前に

「北帰行」という言葉が入っていたことを、いまになって思い出す。

 

北へ帰る白鳥のように、

それぞれが次の場所へ向かう。

 

人もまた、役目を終えれば場所を移し、

世代が変わり、景色が変わる。

 

その会社は、もうない。

社長も、いまは第一線にはいない。

 

けれど、あの時の一言は、

私の会社の中で生き続けている。

 

いま、遺品整理事業は、当社の柱の一つだ。

誰かの人生の終わりに立ち会い、

家族の次の一歩を支える仕事。

 

単なる「片付け」ではない。

想いを受け取り、次へ渡す仕事だ。

 

出会いから、ビジネスが生まれることがある。

 

でもきっとそれ以上に、

出会いから、自分の役目が見えてくることがある。

 

十数年前のあの日、

もし声をかけてもらっていなければ。

 

いまの私は、いまの会社は、

少し違う景色を見ていたかもしれない。

 

白鳥が北へ帰る空を見ながら、

あの社長のことを思い出す。

 

人は去っても、

言葉は残る。

 

そして、その言葉が

誰かの未来をつくることもある。

 

北帰行の季節に、そんなことを思った。


2026/02/20
821/1000 すぐ動くための魔法の問い   

嫌なことは、できれば後回しにしたい。

見ないふりをしたい。

誰かがなんとかしてくれないかと思ってしまう。


時間が経てば悪化することは分かっている。

それでも先延ばしの誘惑は甘い。

私もそういう人間だった。

机の隅の書類。

返さなければならない電話。

判断を迫られる案件。

「今日は忙しいから」

「もう少し情報が揃ってから」

そうやって、心が少しずつ重くなる。

 

しかし、私は大きく変わった。

“そのうち”をやめる。

そして自分に問う。

「もし明日、自分が動けないとしたら?」

明日、判断も指示も出せないとしたら。

この案件はどうなるか。

この人は困らないか。

会社は止まらないか。

そう考えると、不思議と体が動く。

これは、この一年のしんどい時期、

思うように動けなかった時間があったからこそ

身についた感覚だ。

あの時間はつらかった。

焦りもあったし、自分を責めもした。

けれど、動けない時間があったからこそ、

「動ける今」のありがたさを知った。

しんどいのも、悪いことばかりではない。

嫌なことの多くは、やってしまえば30分で終わる。

放置すれば、状況はどんどん悪くなる。

 

すぐ動ける今、

こんな日々の先に何があるのか楽しみでならない。


2026/02/18
819/1000 うまくいかないチームに足りないもの   

うまくいっていないチームを見ていると、

能力の差よりも、別のことが気になってくる。

それは、リクエストの質だ。

誰もサボっているわけではない。

誰も悪意があるわけでもない。

けれど、どこか噛み合わない。

その正体はたいてい、

「頼み方」にある。

「ちゃんとやっておいて」

「確認しておいてほしい」

「前も言ったよね」

こうした言葉は、

リクエストのようで、実は曖昧だ。

何を、どこまで、いつまでに。

そして、なぜそれが必要なのか。

そこが抜け落ちている。

すると何が起きるか。

受け取る側は、自分の基準で動く。

頼んだ側は、自分の基準で評価する。

基準が違えば、ズレは必然だ。

うまくいっていないチームでは、

人は意外と「察してほしい」と思っている。

長く一緒に働いているのだから。

言わなくても分かるはずだ。

けれど、それは幻想だ。

大人同士であっても、

いや大人同士だからこそ、

言葉にしなければ伝わらない。

リクエストとは命令ではない。

「役割の明確化」であり、

「期待値の共有」だ。

私は何を目指しているのか。

あなたにどこを担ってほしいのか。

それができなければどうなるのか。

そこまで言って、ようやくチームになる。

うまくいっているチームは、

リクエストが具体的だ。

・期限がある

・基準がある

・理由がある

そして、断る余地もある。

「無理なら言ってほしい」

この一言があるだけで、

関係は対立から協働へと変わる。

対立が起きるのは、

悪い人がいるからではない。

リクエストが曖昧だからだ。

期待を言わない。

基準を示さない。

でも、結果には不満を持つ。

それが摩擦になる。

チームが整うとは、

優しい空気になることではない。

リクエストが明確になり、

期待値がそろうことだ。

そのとき初めて、

「人の問題」は「構造の問題」に変わる。

そして構造は、必ず改善できる。

2026/02/16
817/1000 現代の駆け込み寺   

昨日は、娘のスマホの機種変更に付き合った。

待ち時間は長い。

手続きはややこしい。

けれど、ああいう場所にいると、つい人間観察をしてしまう。

来店しているのは、若者よりも高齢の方が多い。

中には、タクシーで来た90代くらいのおばあちゃんもいた。

スタッフの若い女性が、ゆっくりと説明している。

おばあちゃんは、スマホの画面に顔をおもいっきり近づけて、うなずいている。

少し離れた席から、その様子を眺めていたら、ふと目が合った。

すると、そのおばあちゃんは、ちょっと照れくさそうに、はにかんだ。

その表情が、なんとも可愛らしかった。

 

IT難民、なんて言葉で片づけてしまえば簡単だ。

スマホショップは、ただの販売店ではない。

いまや、デジタル社会の駆け込み寺だ。

コロナ禍「エッセンシャルワーカー」という言葉が広がった。

生活を止めない人たち。

あのカウンターの向こうで、何度も同じ説明を、丁寧に繰り返す若いスタッフ。

この人たちもまた、生活を“つなぐ”仕事をしているのだと思った。

 

娘は新しい機種に胸を躍らせている。

おばあちゃんは、使い方を覚えようと一生懸命だ。

あのはにかみは、「まだまだ私も大丈夫ですよ」という合図だったのかもしれない。

きっと一人暮らしであろうおばあちゃん。


帰り際に「元気でな」と、視線を送った。
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