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お片づけ業というのは、季節の波に左右される仕事です。真冬もそうですが特に夏。暑さでお片づけは敬遠されます。真夏の炎天下に汗だくで物を運び出す姿を想像しただけで、「涼しくなってからにしよう」と思うのも無理はありません。
毎年8月は売り上げが落ち込むのですが、今年は猛暑の影響もあって、なかなかの落ち具合でした。正直なところ、こちらも「この暑さで片付けは酷だよな」と思わざるを得ませんでした。
ところが夏が過ぎ、風が涼しくなってきた途端に状況は一変します。お客様からのご依頼がわんさか殺到。「やっぱり今だ!」とばかりに皆さん一斉に動き出すのです。
特に今年は、農家さんからのお仕事が熱い。倉庫の整理や農機具まわりの片付けなど、立て続けにご依頼をいただいています。やはりお米の高騰が影響しているのかは不明ですが、収益の波が追い風となり、私たちにも恩恵があったようです。
忙しさに追われるのは相変わらずですが、ふと気づけば「忙しい忙しい」と口にすることが少なくなっていました。昔は当たり前のように漏れていたのに、最近は言わなくてもやっていける。ちょっとした余裕が出てきたのかもしれません。そんな自分が気に入っています。
この週末は、無印良品酒田がある「いろは蔵パーク」で開催されたイベントに参加し、まるで店員さんのように2日間そこに身を置いていました。おかげさまでイベントは無事に終了し、たくさんの方に足を運んでいただけたことに感謝しています。
合間には、人の流れを眺めたり、パーク内をぶらぶら歩いたり。会社と自宅の往復から少し離れた世界に身を置くと、それだけで気分転換になります。
パーク内にはカルディコーヒーファームやスーパーの「といちや」もあり、といちやのお弁当やお惣菜は鶴岡市民には新鮮。お寿司なんかは港町らしい品揃えで、さらに焼き鳥の「ぼんじり」まであって、これがまた美味しい。実は大好物なので、思わずニヤけてしまいました。カルディのオリジナルブレンドの豆も初めて試してみたのですが、ほのかに甘い香りがして、予想以上に好みの味。こういう小さな出会いが嬉しいものです。
さらに面白かったのが、ストレスチェックの機械。試しに計測してみると、副交感神経100%。どうやらかなりリラックスしていたようです。まさにタイトル通り「副交感神経100%の週末」。肩の力を抜いて、食べて、歩いて、笑って、仕事の一環みたいなイベントだったのですが、そんなひとときが暮らしにとって大切なアクセントなのだと感じました。
こちらの写真は、当社のラテラルキャビネットの引き出し。
今月から始めた、ちょっとした実験の風景です。
通常、個別フォルダーには書類をそのまま入れていくのが一般的です。しかし今回私たちが取り組んでいるのは、B5の紙を三等分にして、それをクリップでまとめ、フォルダーに収納するという方法。
ペーパーレス化が著しい昨今に、わざわざ紙を用いる情報管理、社内でも異論がありました。ですが電子化には時間がかかる。その時間がもったいないと判断し、まずは実験的に始めてみたのです。
情報をタイムリーに、そしてコンパクトに小分けして収集し、保管し、必要に応じて活用する。そうしてみると、紙の手触りや視覚的な一覧性がむしろ強みになっていくことに気づきます。
つまり、ファイリングとは単なる保存ではなく、「情報を資源として生かすこと」。引き出しの中で眠るフォルダーの一枚一枚は、ただの紙切れではなく、現場の知恵と工夫が詰まった“資源”なのです。
ペーパーレスか、紙かその二者択一ではなく、いま必要なのは「どう資源に変えるか」という視点なのかもしれません。
今日は妻のリクエストで、二宮和也くん主演の話題作『8番出口』を観に行きました。
公開前から「これ観たい!」と強く言っていたので、私も楽しみにしていたのですが、開始30分でまさかの展開。隣を見ると、妻がすやすやと夢の中。しかも緊迫感あふれるシーンをBGMに、気持ちよさそうに舟を漕いでいるのです。
「え? これあなたが選んだんじゃなかったっけ?」と心の中でツッコミを入れつつ、私はスクリーンに釘付け。
「あ〜どんな結末になるんだろう。きっとモヤモヤさせて終わるラストなんだろう」なんて想像しながら観ていましたが、どうだったかはネタバレになるのでやめておきましょう。
劇中『シャイニング』を思わせるようなオマージュにニヤリとしたり、じわじわ迫るホラー的な息苦しさと「志村うしろ、うしろ」みたいなベタさもいい。
なにより、メトロの中というシンプルすぎる設定と人間関係の中で「どうやってストーリーを展開するんだろう?」というワクワクが最後まで続いたのが印象的です。
ただこの中に、人生の縮図なんかも見えてきたりするから不思議でした。
次のステップや何が正解なのか全くわからなくなったり、思わぬ助っ人が現れたり。
味方と思いきや敵だったり、絶望からまた立ち上がったり…。
そんな揺さぶりが次々と訪れる感覚が、この映画の面白さをより強くしていました。
さらに、作品のあちこちに様々なギミックが散りばめられているようで、「もう一度観たら、また違った楽しみ方ができそうだな」と思わせてくれる余韻が残ります。
結局、ラストまでしっかり観たのは私一人。映画の感想を語り合うつもりが、妻の第一声は「ちょっと意味がわからなかった」でした。
私は「意味なんてないよ」と答え、予告編まではしっかり観ていた妻は、「次はアバターを観たい」と申しております。映画っていいね。
先日、車をぶつけてしまった。ほんの一瞬の不注意だったのだが、「ああ、やってしまった」と胸の奥に冷たいものが広がった。その瞬間、ふと先輩の言葉を思い出した。
「あなた、最近、誰かとぶつかってない?」
冗談のように言われた言葉だったが、なぜか強く心に残っている。車の接触と、人と人との関係における「ぶつかり」。まったく別物のようでいて、実はよく似ているのかもしれない。そして、この事故には何か意味があると本気で考えた。
思えば、知らず知らずのうちに対立を生み出してしまっていた。自分では真剣に向き合っているつもりでも、相手からすれば押しつけに聞こえたり、言葉の選び方ひとつで距離をつくってしまったりする。小さな衝突が積み重なれば、大きな溝になることだってあるのだ。
けれども、ぶつかりを完全に避けることはできない。むしろ大切なのは、その後どうするか。車なら修理や調整をして再び走り出すように、人間関係もまた、修復の過程を通じて強さや深さを得ることがある。
融和とは、相手と同じになることではない。違いを認めたうえで互いに歩み寄り、新しい調和をつくり出すことだ。ぶつかったからこそ見える景色があり、その先にこそ本当の融和があるのだと思う。
だから私は、この小さな事故を通して改めて心に刻んだ。対立は避けられない。けれど、対立を通じて融和に至る力を持ち続けたいと。人も社会も、その繰り返しの中で前へ進んでいくのだろう。